「ふつう」からこぼれ落ちる「あなた」のために。
私は、右手と右足が自由に動かない身体になってから、
この世界には「誰でも使える」と言える物が、実はほとんど存在していないことに気づきました。
服も、家具も、道具も。
見た目は「ふつう」でも、使えない。使いづらい。
でも、ないなら、つくればいい。
この世界に「ないもの」を、必要としている誰かのために、
そして、かつての自分のように見過ごされていた誰かのために。
そこで私は会社を立ち上げました。
特別なことをしたいのではありません。
ただ、ありふれた「ふつう」の中に、
面白くて、ちょっとやさしい、誰かにとっての「ちゃんと使える」モノを増やしたい。
ポケットの形を工夫する。
かばんの使い勝手をほんの少しだけ工夫する。
そんな小さな発見が、「あなた」の自由につながる。
「ない」ことに気づける人間だからこそ、
「ある」をつくることができると、私は信じています。
代表 坂田健太郎